7.無償の発明・・・・無から有
えーと、皆様にお配りしてありますのは、えーと、どこ行ったかな・・・。皆様に
こういうのお配りしてありますね。ここにも、最初に、第1ページに書いてありま すけどね。私は電気ギターを発明しております。電気ギターは昭和十五年。十 八年には、皆さんの家で殆ど使っておられる炊飯器。皆さんこの頃どこでも使っ てますね。ご飯炊けると勝手に止まるの。あれ、私が昭和十八年に発明したん です。そして発明して誰も使わない。昭和二十七年にアサヒ映画がね、アサヒ ニュース映画が来まして・・・。私の家でご飯が炊けると勝手にポンとスイッチが 切れる。それを私の家のものが、お櫃(ヒツ)に入れて持っていくと勝手にドアが開 く。それをアサヒニュース映画でやったわけですね。
そうしますと、日本の電器メーカーがあれを作りたいという。「どうぞ勝手に作
りなさいよ」と言う。ここに書いてありますいろんな日本の家庭のもの、殆ど私が 発明しております。私はそれに対して、私は、こんな発明が何秒間でできるもん ですから電器メーカーに対して、「お金は一銭も入りません。どうぞ勝手に作っ て売ってください」ということをやったわけですね。そんなことでお金儲けは全然 しないで、電器メーカーさんにみなやって頂いたわけです。
これは結局私の家、私のところに発生した仏像、そんなものがいくら出たって
一般の人には幸福を与えない。汝は無から有。同じものであっても汝の作った 新製品は多くの人に幸福を与えるということを、そういうように教えられたわけで すね。そういうことによって どんどん〃〃発明が、一週間に一個平均できてお ります。
それでまあ、一番終いに。ついこないだ。今年の一月から発売して頂いた頭
のよくなる装置もそうです。向こうの世界から信号が来たわけです。作った。実 験したらすばらしいことが起きる。実はこれも七年前に機械作ってあったんで す。私自身が夏の熱い日に実験しておりますと、暑さがスーッとなくなってしま ったわけなんですね。「あー、この事を昔からいわれてる“心頭滅却すれば・・・” という」「あー、これだなー」と思ったわけですわね。
ところがちょうどそのあくる日です。アントニオ猪木と奥さんですね、美津子さ
ん、倍賞美津子さんがやって来たんです。ほいで、「こんなもんできたから」と言 って、ほいで、奥さんに、「これちょっと使ってみなさい」言うて倍賞美津子さんに 使わしたわけ。倍賞美津子さんが本を読んだ。一遍で頭にみな納まる。「あー、 これはいいですねー」と言うてましたわね。ところが、それが・・・、原因がわから なかったから七年間、今まで売ってなかったわけ。ところが、今から何年か前に 私の遠い親戚の人が浜松の医大を卒業することになった。「さあー卒業はでき るけども後のねー、試験がねー、国家試験が大変なんだ」言うて来た。
ちょうどその時私の部屋にその頭のよくなる装置、これが三つか四つあったか
ら、「ほな、ちょうどこれあるから、これ使いなさい」言うて渡したわけね。ほい で、私が渡したその人が、それを 自分等のグループにみな使わしたという。そ うしたら、今までのその大学の試験ですね。一回で国家試験通る率は40パー セント今までなかったんです。30何パーセント。それが、私の装置を使った人が 全員一遍で国家試験通ってしまったわけ。
それでその報告があったもんですから、「それだったら一遍、なぜそんなこと
が起こるんか研究してほしい」と言うて私の願いによってその大学で、浜松医大 で一年半にわたって研究してくれた。その研究した結果を報告されたんです ね。人間が本を読むと右脳へ移る。右脳へ移った信号はすぐに忘れてしまう。 それを三回、五回読むと反対の脳へ、左脳へ移る。そしたら永久に覚える。とこ ろが僕の、私の発明したその装置ですね。それを使うと、本を読むと一遍で右 脳へ来た信号は左脳へ勝手に移ってしまう。だから一生懸命本を読まんでもい い。ただその本を読むだけで右脳の信号は左に移るからみな覚えられて
しまうということが、報告があったわけ。
そういうことで、「じゃ、そんなんだったら・・・」「じゃ、ぼつぼつそれを売っても
いいなー」と言うて。そういうことで、「じゃ、ぼつぼつ販売しよかー」と言うてでき たときに偶然に、今これやっておられる松居さんという方が来られまして、「売ら してほしい」とおっしゃった。それで、まあ、「では、お願いします」となったわけ ですね。ほいで、この新しい頭のよくなる装置もですね、何にも私が発明したも んじゃないですわね。神様の世界から、『十一万年前にあったものである。十一 万年前私がその時に作っておった』『それを今もう一度やっただけである』という ことですね。何にも私が十一万年前のこともう一度思い出して作ってるだけなん ですわね。
こういうことが・・・。もしも私が・・・。ある人がこの間も来て言うてましたね。電
気ギターとか御飯炊く装置ね、炊飯器。それから嘘発見器。私が発明したんで すわね。それから勝手に・・・。まあ、瞬間湯沸器も。あんなものをね、「もしも、 自分のものにしておけば、今何千億の財産があるでしょうね」と言われた。「私 はそんなお金はいらん」「私は必要な分だけあったらいいんですよ」「何にも余 分なお金はいらない」といつも言うておりますけども。これがもしも、はじめにそ れを発明して、自分が収入を得ようとして、自分がもしもそれでお金儲けしてい たら、おそらくこういう発明品はどんどん〃〃こなかったでしょうね。
もう、自分で欲望全然もたずに、ただコツコツ〃〃と作る。自分の本当の仕事
はただ新製品を作るだけだということでやっております。お金儲けなんか全然す る必要ない。自分に必要な分だけあったらいいんだとそう思ってやっておりまし たね。向こうの世界からも信号がありましたね。私に対して。『自分の知り得た ことを無償で人に教えよ。そうすることによって神仏は汝に幾らでも新しいものを 与える』ということばがあります。自分が何か新しいものを作ってそれを後生大 事にして、自分の収入のためにしたら、もうあとの信号はやってこなくなります ね。
そういうことによってですね、私はただコツコツ〃〃作って、いとも簡単に発明
できるから、「お金はいりません」と言ってやっておった。そういうことをしており ました為に昭和五十四年一月、私はもうあと二ヵ月で死ぬこと自分でわかって おりました。その時に神様が後へ来まして、『汝は長年にわたり陰徳を積みた るがゆえに・・・』ということばがあったわけですね。人間コツコツ〃〃と何かやっ て、自分のためじゃなしに周辺の人に幸福を与えることをしておれば、いいこと が起きるということ。たとえば、それと反対にですね、悪いことをしておりました らという意味がひとつあります。
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