精神エネルギー<V−2>


3.パラメモリーの効果

 それから昨日。昨日でしたかね。一週間前精神病だった人が来た。その時に
はこれじゃなしに、今度の頭の良くなる機械を使わしたわけ。「これを使いなさ
い。一ケ月で治りますよ」と言うたわけ。ところが、一週間で精神病が完全に治
ったというて昨日、その人のお友達三人と一緒に来た。お友達が、「まず、びっ
くりしたから一緒に来ました」と言うてね。「別人間になった」と。「あれだけの精
神病が一週間で治ってしまった」と言うて来たわけ。

 ほいでその女の人、私にいわく、「政木先生は、これね、この機械を一ケ月使
えば治りますよといわれた。でも一週間で治りました」言うから、「それはそうで
すよ」言うて。「あなたに一週間で治るというたら欲望が出るでしょう。あと三日、
四日と思わないかんですわね、んな、治りませんよ」と言うて。「一ケ月いうから
<あっ、一ケ月かかるんだなー>と思うから一週間で治るんですよ」と言うて
ね。「あなたが欲望持たないために一ケ月言うたんですよ」と言うて。

 そこなんですね。一週間で治るいうたら一週間で治さないかんと思う欲望があ
って、おそらく治ってなかったでしょうね。一ケ月掛かりますよというたのが結
局、欲望放ることやったです。精神病患者でも何でも欲望はちゃんと分かります
からね。ほいで、今日、今控えの時に紙渡しましたけども、その精神を・・・、こ
の機械ね・・・、頭の良くなることで精神病が治った。私も思ってもいなかったこ
とですけど。ほいで、ちゃんと自分でもう、普通の人間になったからですね、この
機械をやった自分の精神的状態の変化とか・・・、ほいで一週間毎日掛けたも
んですから自分の、何百年前の自分のことがうつってきて、お父さんと会ってし
ゃべったことがずっと書いてありますけど。きれーいに書いてありますでね。

 今度の頭の良くなる機械。これは頭だけじゃないです。そういう精神病も安定
良くなりますし、子供さんがこれからですね、あれを使うことによって入学試験、
もう無関係になります。だから、入学試験も別の方法考えなくてはいけないこと
が起こると思いますけど・・・。ようするに、一生懸命勉強しないで、ただ何にも
思わずに本を読む。全部頭に入る。

 この前でもちょうど報告がありました。いろんな・・・、効きます・・・、報告が。ち
ょうどあのね、小学生が・・・、お隣でスペルを兄さんがやってた。英語のスペ
ル。それを自分でこの、あの機械掛けながら、パラメモリー掛けながらお兄さん
の横で座って、お兄さんの書くスペルそのままずーと書いたんですって。ほい
で、何時間かやって・・・、スペルを全部書いて・・・、見て自分も書いてた。ほい
で終わったら、「お兄さんよりも自分の方がスペル全部頭へ入った」と言う。もう
お兄さんより私の方が、小学生の方がスペルが全部頭へ入りましたと。そうい
う報告。

 それから、その日にまた別の人からですね、「あれを掛けてね・・・、まさかと
思いながら何も思わずにレシーバーを入れて、スキーをやった」「スキーをして
たら、今まで自分がやったこともないような素晴らしいきれいなスキーができま
したよ」と言う。結局今まではスキーで、なんとかきれいにしようと思った。欲望
があったわけ。あれを掛けてますと欲望がなくなる。欲望がなくなるとスキーだ
って勝手にきれーいなフォームで滑れるわけね。だから、そんな報告、びっくり
する報告が次から次ぎ来ましたね。


4.人間の修業とは

 私が・・・。私、自分で作りながらまさかそんなことが起きるとは夢にも思わな
かった。大体私の製品というのはみなそうでね・・・。ご飯炊く装置だってね、作
って十年間誰も使わない。使われだしたら皆さんものすごく便利になる。電気ギ
ターだってまさかあんなに売れるとは思わなかったんですよ。私の友達が終戦
直後、あれを販売さしてほしいいうから、「ああ、あんなもんどうでもいいから勝
手に売りなさいよ」言うた。ほいで、日本ではじめて作ったらアメリカとかイギリ
ス、世界中から注文が殺到したわけですよ。だから、私は何か、作ったときは
分からない。ところが作って売り出すと良い事がいっぱいに分かるというのが
ね・・・。それがほんとの良い商品だと思いますね。

 何にも私が苦労して作ったものじゃないです。向こうの世界から来たものを、
ただそのまま素直に受け取って作ることだけ。向こうの世界からいわれました
ね。『汝の知ることを無償で教えよ』『そうすることによって汝に新しきものを与え
る』ということばがあります。何か発明するとか、いいものを作ったときに後生大
事に自分のものにしてしまうと、もうそれ以上信号来なくなるんです。自分の得
たものを多くの人に使って頂くように、それをすればですね、次から次へと自分
に対して向こうの世界からいくらでもくれるわけですね。

 ゴルフの打ち方もそうですわね。自分で知ったことを自分だけ後生大事にし
て、上手になるようではそれ以上進歩しないわけ。私はゴルフのことを、向こう
から信号来る、忘れないために原稿を書く。原稿を書くと一年一冊の本ができる
わけ。この本が発売したのは、一昨年発売。去年も一冊出し、また今度今年も
六月、七月ぐらいにまたもう一冊出ます。向こうから信号来るから、それを何に
も思わず忘れないために原稿を残す。本一冊に、本が一年一冊になる。根本は
変わってない。ただ、シンプルにシンプルになって、ますます打ち易くなって、距
離は出るということですね。

 だから、自分の会得したこと皆に教えることによって、更に更に新しいものを
向こうの世界から与えてくれるということですね。結局“自分の為やなしに周辺
の人に幸福を与えること”を主にして物事をやっていけば、いくらでもいい事が
ある。それが、向こうの世界からいう、ね、『人間の修業とは、自分以外のもの
に喜びを与える事である』ということばはそのままなんですね。私はそれをやっ
てるだけなんで、どんどん〃〃発明ができるわけです。大体五分前になりまし
たので、今までのことで何かお分かりにくい事ありましたらお答えします。
       ・
       ・
司会者:政木先生どうもありがとうございました。えーと、ちょっと皆さんからです
ね、あの、ご質問頂いておりますと、とても時間が足りませんので、できましたら
ですね、最初にお渡ししましたアンケート用紙のところに、今日皆さんが感じら
れました感想とかですね・・・。それから今年はあと、先生にですね、二回名古
屋の方にお越し頂こうと思っております。これは私が勝手にそう希望してるんで
すけども・・・。先日岡山の方にお伺いしたときに、「先生のお話を何回も何回も
聞くうちにですね、段々〃〃と人間性が高まるよ」というふうにおっしゃられたも
のですから、できるだけ先生に来て頂いて、できるだけ皆さんに聞いて頂ける
機会をですね、提供していきたいと思っております。そこで参考とさせて頂きた
いと思いますので、恐れ入りますが今日ご講演聞かれまして感じられましたと
ころを、それから後、次回ですね、どんな内容について話を聞きたいかというと
ころでですね、恐れ入りますがご記入頂きたいと思います。



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